辛口のトカイ、温度による香りの変化と後味が面白い

2020年3月12日

トカイといえば、世界3大貴腐ワインの一つで有名です^^

世界3大貴腐ワインとは

  • 仏・ボルドーのソーテルヌ(品種はセミヨン他)
  • ドイツのトロッケンベーレンアウスレーゼ(品種はリースリング他)
  • ハンガリー・トカイのアスー・エッセンシア(品種はフルミント)

です。そもそも貴腐ワインとは?については左記リンクをご参照ください。

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余談ですが日本でも貴腐ワインを販売している生産者さんがいらっしゃいます。

聞いたところ、ブドウに貴腐菌が付くかはコントロールできるものではないため

毎年貴腐ワインが作れるかはわからないとのこと。レアかも。

 

そんな貴腐ワインはまさに甘露のような甘い味わいです……

が、今回は辛口を飲みます!(`・ω・´)

【シャトー・デレスラ トカイ フルミント ドライ 白 2017】

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きっかけは、

貴腐ワインに使われるブドウ品種(ここではセミヨン、シュナン・ブランなど)や

長熟させるとトロッとした甘口になる甲州は

辛口だと、共通して後味にモワモワした甘い香りがあるなあと思っていて

フルミントも、辛口だと後味にモワモワ感があるのか確かめたかったからです。

この「モワモワ感」をうまく言葉で伝えられないのですが、

甲州でいうと枇杷のような感じが、飲み込んだ後の口の中に香りとして広がります。

※基本的に全てのブドウ品種が貴腐ブドウになり得ると聞いたことがあります。出典未詳

 

いざ抜栓。

テイスティング練習ノートには次のように書きました。

 

色はかなり淡いレモングリーン。

粘性はさらっとして若々しく軽快な印象です。

香りはチャーミングな感じ、柑橘類、青リンゴ、リンゴ、洋梨、スイカズラ、貝殻、石灰など。

やはり若々しい感じの要素でいっぱいです。

温度の上昇に従って、レモン→青リンゴ→洋梨のように味わいが変わって面白いです。

パレットは

やや軽いアタック、ソフトな甘み、爽やかな酸味、深みを与える苦味、スムースなバランス。

アルコールはやや軽め(11.5%)、余韻はやや短め。

シンプル・フレッシュ感を楽しむワインです。

 

(実はこのワイン、ブラインドで飲ませてもらったので

結論を仏ロワールのシュナン・ブラン2017年にしていました笑

初めてフルミント飲んだからか、当然当たらず……)

 

いつも使っているテイスティングシートには

テクスチャーやマウスフィールといった感触的な要素や、後味についての項目がないけれど

後味にはしっかりあの「モワモワ感」が来ました!

 

それで、貴腐になるポテンシャルがあるものにはこういうモワモワした後味があるのかなーとその時思ったのですが

まあそれは間違いで、後日「果皮と果汁が接触することで生じる味わい」と知りました。

何か月も抱えていた疑問が解決して、個人的にとてもすっきりしました。

 

白ワインは赤ワインと違って、果皮・種子と果汁を分離させて作るため、果皮と果汁は原則的に接触させません。

しかし、果皮には香り成分が豊富なため、発酵させる前にあえて果皮と果汁を接触させる技法があります。

これをスキン・コンタクトといい、

香りの特徴を引き出す目的や、味わいに厚みを持たせる目的などで用いられます。

甲州では、果皮にトロピカルフルーツの香り成分があるとのことで、

そうした成分がワインに抽出されて「モワモワ感」につながっているのではないでしょうか。