花粉症にマスクは有効?辛い症状を抑えるベストな行動とは

花粉症・アレルギー症状はつらい

花粉症の時期、症状のある人はとてもつらいシーズンです。
くしゃみ鼻水、目のかゆみ、中には頭痛や発熱があって頭がボーッとしてしまう人も。
ティッシュやマスクが手放せず、元気に過ごせないのは私だけではないはずです。
薬で症状が抑えられる人は、ためらわずに飲みましょう……!

今回は花粉症・アレルギーについての話です。
調べたところ、花粉症の人はけっこう多いようです。

  • 日本人の4人に1人が花粉症
  • 原因はスギ、ヒノキなど メインシーズンは2〜4月
    全日本病院協会

ところで、花粉症は食物アレルギー埃アレルギーなどと同じような症状が出るだけでなく、
医学的な分類も同じ。
というか、花粉症はアレルギーのうちの一つです。
だから花粉症の対策も基本的にはアレルギーの対策と同じなのです。
例えば埃アレルギーの方は、以下の文章で「花粉」とある部分を「埃」に置き換えて読んでもいいわけです。

花粉症はI型アレルギー

アレルギーにはI〜IV型まであり、
花粉症や食物アレルギー、気管支喘息など一般的によく言われる「アレルギー」はI型です。
I型アレルギーのアレルゲン(抗原)は、体の外にある物質です。
なお、II〜IV型には自分の体の組織に反応してしまう自己免疫疾患を起こすものもありますが、
I型ではそういうことはありません

I型アレルギーのアレルゲンで代表的なのは、
花粉ハウスダスト、ダニ、小麦、酵母、金属、ラテックス……など。
厚労省、資料p.7の表2)

原因はともかく、花粉症になったら花粉をシャットアウトするのが一番

原因についてざっくり言うと、アレルゲン(抗原、花粉症の場合は花粉)が体内に入ると
免疫が反応して組織に炎症を起こし、鼻水やらなんやらの諸症状が生じます。
花粉症のメカニズムを詳しく知りたい場合は次のようなサイトを見るとわかりやすいでしょう。
環境省アレジオン時事メディカル

ただ、今まさに花粉症に悩んでいる人
IgE抗体が体内で何をしているかよりも、症状を緩和する行動をまず知りましょう!
すでに症状が出ている場合、鼻や喉・眼などの粘膜から体の中にアレルゲンが入ってきています。
薬を飲むと症状が和らぎますが、それ以外にできることとしては次のようなことがあります。

  • 花粉を体の表面から排除
  • 環境から花粉を排除する
  • 花粉を体内に入れない

玄関で上着を脱ぐ顔や手を洗うといったことで、体についた花粉を落とします。
この時、上着を叩いたりしてバフバフさせるのはNG!目には見えないけど花粉が舞って眼や鼻に入りやすくなります。
外から帰ってきたとき、部屋に花粉を持ち込まないことが大事。

室内の花粉を取り除きたい場合、空気清浄機で花粉が除去できるものを置くといいようです。
ただし、床に落ちた花粉は空気清浄機では除去できません。床は水拭きがいいかも。
仕事など外で過ごすことが多い場合はマスクですかね……しないよりはした方がいいという感じでしょうか。
マスクの有用性については後述します)

花粉を体に入れないためには、スギ花粉ならスギのない場所に行くのが最適だといえますが
そうもいかないので、眼、鼻、口などから体内に花粉が入らないように努力するのが現実的です。
こまめに手や顔を洗うだけでも違いますし、
予防・症状緩和という意味では花粉シーズンが始まる前から薬を飲んでおくとピーク時期の症状が軽くなるとのこと。
武田総合病院

花粉症・アレルギー症状を緩和する薬

症状がつらいときに飲む薬はいくつかあります。

眼の症状にダイレクトに使う点眼薬
抗アレルギー薬(アレジオン、パタノールなど)や抗ヒスタミン薬が成分として入っており、
市販の目薬には両方入っているものが多いようです。

鼻水その他の症状には内服薬ですが、抗ヒスタミン薬が使われています。
近年登場した、眠くなりにくい薬は第2世代抗ヒスタミン薬と呼ばれていて、
シーズン初期から使い始めると効果が高まるとのこと。
市販品ではアレグラ、アレジオンが有名です。
アレジオン

この他、根本的に花粉症・アレルギー症状を治療する方法として
アレルゲン免疫療法(舌下免疫療法)というものがありますが、
毎日薬を飲むことになるのと、月1以上の通院を3年以上続けることが推奨されているため
かなり本気で取り組む姿勢が必要になります。
症状がひどすぎて日常生活に支障が出ているような場合は検討されてもよいかと思います。。

マスクの有用性について

2020年2月時点で、新型コロナウイルスによる肺炎の流行のため
マスクなどの防護具が世界的に不足するという稀有な状況になっています。
しかし、WHOは「症状のない人にはマスクは不要」としています
そもそもマスクの役割は、感染した人が周りに飛沫を飛ばして他者にうつさないためのもの。
予防のために品薄のマスクを買いあさる必要はないのです。予防に有効なのは手洗い(過去記事)です。
コロナウイルスに関していえば基本的には軽症で、重症化しているのは発症患者のうちほんのわずか……。
感染していても気づかないうちに治っている人も多いでしょう……。
神戸新聞

少し話がそれましたが、花粉症に対するマスクの有用性はどうでしょうか。
日本医科大学の実験によると、花粉症用のマスクやメガネを使用した場合
何もしないときと比べて鼻内の花粉が1/6眼の結膜内花粉が1/3になったとのことです。
マスクに「花粉99%カット」などと記された商品もありますが、
マスクを着用してもある程度は体内に入ります

なぜなら、マスクと顔の間に隙間があるから

(有毒ガスなど、完全にカットしなければならない物質に対応したマスクは
もっと肌に密着していたりヘルメット状になっていたりしますよね)

残念ながら、マスクの着用によって症状がゼロになるわけではありません
ただし、環境省によるとマスクの内側にインナーマスク(下図、出典はリンク先)を入れると花粉を99%除去できるということです。

少しでも花粉を除去したい場合は、実践するといいかもしれません。
正しいマスクの使い方、選び方も合わせて参考にしてみてください。

日本では予防目的でマスクをする人が多いですが、
本来マスクはそういうものではないこと、
マスクをすれば大丈夫!という安心感が逆に手指などの不衛生と感染を招くということを
ぜひ気にしてみてください。

まとめ

花粉症・アレルギー症状はアレルゲン(抗原)にふれることで起こります
だから、花粉症なら花粉を取り込まない、小麦アレルギーなら小麦を食べないことが重要です。
そのためにできることは

  • 体についた花粉を手洗いや着替えによって落とす
  • 空気清浄機マスクなどで環境から体内に取り込む花粉を減らす

などです。
つらい症状を緩和するためには薬も役に立ちます。
本記事を執筆時点でマスクが品薄という特異的な状況ではありますが、
マスク以外の対処方法も積極的に取り入れてみてくださいね!