生ガキとボルドー赤ワイン
テイスティングの練習用で迷うのは、おつまみの準備。
小瓶に移し替えたワインをランダムに2種類選んで飲むため、
飲んでみるまでワインのタイプがわかりません。
赤か白かだけは(保存場所を分けているので)飲む前からわかっているのですが
合わせる食べ物が、チーズや生ハムなどと無難になりがちです。
たまたま先日、生牡蠣を夕食のおかずに用意していたのに出し忘れて笑、
消費期限が迫っていたので
「ワインと合うかどうかわからないけど食べよう」と思い、合わせてみることに。
しかも赤ワインと。
↑完全に保存場所の都合で、赤ワインの小瓶を減らしたかったから笑
まあ、冬はどちらかといえば赤ワインが飲みたくなる時期でもありますが。
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赤ワインに牡蠣……。
意外と、白ワインで失敗したときより生臭みは感じないのではと想像。
どこかの地域ではケチャップつけて食べると聞きますが、
塩味と酸味がきいてるほうが合うのではないかと思ったので今回は却下。
家で育てている小さなレモンの木から収穫できた生レモンがあるし、
塩レモンでいただくことに。塩とレモン汁を醤油皿に準備。
まず、赤ワインだけを飲む(ブラインド)。
2種類のうち、片方は明らかに仏ピノ・ノワールでした。
もう一つはボルドーのカベルネ・ソーヴィニヨンとメルロー。
どちらも典型的な味わいです。
生牡蠣は……よくわからないけど意外とボルドーの赤と合いそうだ!
(苦味と酸の感じが似てる)
確かにボルドーは海沿いで、冷涼な気候ですしね。
で、いざ2種のワインと合わせてみると
ピノ・ノワールとはあんまり合わなかったです。
牡蠣はそこまで苦く感じないけど、ワインと合わせても何も起こらない。
共通する要素があまりなく、飲み物と食べ物が別々に感じられるだけという印象でした。
ボルドーの赤は、いい感じでした^^
塩レモンにだいぶ助けられて調和を保っているような感じもありますが
気になる雑味や生臭みなどは全然なくて、
牡蠣はフライやソテーなどに調理しなくても問題ありませんでした。
最近読んだワインの教科書によると、
塩味の食べ物はどのワインにとってもプラスに働くようです。
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あまり高価すぎないワインだった点もよかったのかもしれません。
ワインは骨格がありつつ重すぎない感じだったので、
あっさりした生牡蠣でも味わいの釣り合いが取れたのかと勝手に納得。
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ボルドーは実は牡蠣の名産地で、
焼き牡蠣や牡蠣フライをボルドーの白ワインと合わせるのが一般的だそう。
個人的に牡蠣は生が好きです。
魚介に合わせるような白ワインだったら、大体は生牡蠣とおいしくペアリングできるのではと思いました。
シャブリAOCでなくても、アルバリーニョとかイタリアのソアーヴェDOCなどは
ワインの中に海の塩味のようなミネラルがあっていいんじゃないでしょうか。
脳内でペアリングさせて妄想にふけっていると、実際に確かめてみたくなってきますね^^
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