コスパ良し。ピュリニーの名手が造る南仏の白ワイン

2022年2月13日

銘柄:レ・ロケ ブラン 2019
地域:ラングドック・ルーシヨン(いわゆるペイ・ドック)
品種:ルーサンヌ
アルコール度数:13%
価格:2,000円前後(2022年2月現在)

南仏のワインは、赤白ロゼを問わず気軽にスルスル飲めるものがとても多い。
お財布に優しくて味のバランスがよくて、いいワインをたくさん飲みたいな!
という気分の時にはもってこいだと思います。
「レ・ロケ ブラン 2019」は南仏の広域産地呼称ワイン(≒地ワイン)ながら、
造り手はピュリニー・モンラッシェの名手。
ブルゴーニュの高級ワイン生産者が手がけるテーブルワインはムルソーにも似た味わいで、
業界大注目の白ワインといわれています。
名門の造り手が他の地域でリリースする広域AOCワインは色々とありますが、
どれもコスパがとにかく良い印象です。

使用されているブドウ品種のルーサンヌですが、
一般的には北ローヌ地方で白ワインにブレンドされることが多いため、
ローヌよりさらに南のラングドックで単一で使われているワインはあまり見かけないなと思いました。
どんな味なんだろう……と、期待を抱かせるワインです。

いざテイスティング。
(外観は割愛)
香りは、アカシアなどの白い花や洋梨、それからアプリコットのような核のある果実。
石灰、アーモンドっぽい香りも。

味わいについて。ボディは中くらいの厚さで、酸が爽やか。コクのある苦味。
全体的な傾向はムルソーと似ていつつも、気安く飲みづつけられるような程よい軽快さがあります。

ペアリングについて。
今回のおつまみはクリームチーズと無難な添え物でしたが、
ローストチキンや魚貝のオリーブオイル焼きなんかが合うかな。
南仏ワインの良さなのか、ペアリングの守備範囲がとっても広そうなワインで
オイル系のパスタとかも試してみたくなりました。