医療機関が推奨する1歳半のしつけを実践してみた

子どもは1歳半をすぎると自我や個性がはっきりしてきて、好きなもの・やりたいことへの興味が強くなりますよね。
それだけに、「こっちに行きたい」「あれが食べたい」などと自己主張がすごいです。

主張できること自体はいいのですが、状況的にそうさせてあげるのが難しいときや、危険だからやめてほしい場合も多々。
注意したり制止したりすると、ひっくり返って泣く我が子……1歳育児あるあるですね!
君、半年前は保育園の先生から「本当に穏やかで癇癪もなくて、珍しいですね〜^^」とか言われてたのにね笑

数か月ごとの変化が大きくて、親もその都度対応を変えていくため1年があっという間に感じます。

1歳半〜2歳頃の「外界への興味が強くなるうえ、親の言うことを聞かない
という困難な時期を乗り切るためにいろいろと調べていて、
これはと思ったのが国立精神・神経医療研究センター(略称:NCNP)という機関の発達関係のサイトです。
医療機関ですから、乳幼児の正常な発達だけでなく、発達障害に関する情報も豊富で(後述します)、
発達障害の発見に役立つチェックシートや小児科医向けの詳しい情報も掲載しています。

そのサイトの中にあった、すべての1歳児を育てる保護者向けの育児アドバイスを実践しました。
大人も子どももストレスなくしつけができるようなポジティブな方法なのがよかったです!

 

  1. よくない行動を「ダメ」という前に、別の行動を促す
  2. できないことを無理にさせず、できることを確実に
  3. 声かけはポジティブに、具体的に、短く

 

1.よくない行動を「ダメ」という前に、別の行動を促す

我が家で起きたよくない行動は、
おもちゃを投げるフォークで机を刺す、わざとコップのお茶をこぼす、など。
食事のときは特に「望ましい行動」が限られているので、大人から見てNGな行動が多いものです。
実際「ダメ」と言葉で言っても何がいけないのかよくわからないため、あまり響いてません。

そんなときは、いけない行動をしそうな子どもの手を取って、望ましい行動を一緒にやってみせる、あるいは別の同じような活動を促すのだそう。

わざとコップのお茶をこぼしそうになったら、手を取って「飲もうね〜」とか言いながらグッと口の方へ持っていく。
最初は嫌がりましたよ。。液体がこぼれて広がるのを楽しみたいみたいです。
「こぼれるとどうなるか見たいんだね。わかったよ。でもご飯のときは遊ばないで、飲もうね」と言葉で促してみたり。
嫌がって暴れて、コップごと床にぶちまけたこともありましたけど。

何度も「飲もうね〜♪(手をグッ)^^」繰り返すうちにだんだんわかってきたみたいで、
1週間前後でこぼさず飲めるようになりました!

電車のおもちゃを投げてるときも同様に、手を取ってボールなど投げてもいい物を渡すと「別の同じような活動」を促すことになるそうです。別の活動を大人がやって見せてあげると、そちらの方により興味をもつようです。

ポイントは必要以上に「ダメ」と言わないことで、そのための部屋づくりや工夫(触っちゃダメなものは隠すとか)も大切みたいです。
まったく「ダメ」と言わずにさりげなく望ましい行動へ誘導していくのは難しいですが、叱りすぎずに済むので精神衛生上は楽でした。

 

2.できないことを無理にさせず、できることを確実に

1歳児は、したいことが上手にできなくて癇癪を起こしたり、大人にやってもらおうとすることがすごくよくありますよね。
そういうときに大人は「自分でできてほしいなー」と思ってしまうものですが、
「難しいこと、一人ではできないこと、他の子ができてることを無理にさせようとする」のは
しなくていい努力だし、子どもの意欲を育むうえではよくないそうです。

で、どうするかというと
子どものしたいこと、子どもが今できること、親が期待することを組み合わせて工夫。できたらほめる!

うちの子の場合、外で地面に立たせると振り返らずに遠くまで走っていくので困っていました
混んでる動物園や車道の近くでは危険だし、保育園では集団行動の妨げになっていたようです(大変申し訳ない……)。
もちろん「待って!」「走ったらダメだよ」という言葉は無視です。まず危ないとかいう概念がいまいちわかってない。

そこで実践してみました。
子どものしたいこと:外を思いっきり走りたい
子どもが今できること:手はつなげる(が、動きを止められたと感じると振りほどく)
親が期待すること:安全に、周りの人と一緒に行動してほしい
「手をつないで一緒に行こうね、楽しいな〜(お手々をギュッ)^^」親はルンルンを演出

手つなぎで歩くのが思いのほか気に入ったようで、一度実践するとすぐに応じてくれるようになりました。
一緒に歩けることに感動したので、そのときめちゃくちゃほめました
今では手つなぎブームなのか、それ以来家の中でも手つなぎを求めるようになりましたが(^^;)
※我が子は寝るときに自分で走って寝室に行くのですが、この頃から必ず「お手をどうぞ」とジェスチャーして、私の手をガッチリ握って寝室にダッシュするように。布団にダイブする直前まで離しません。。

 

3.声かけはポジティブに、具体的に、短く

子どもは興味持たなくていいところに興味持っちゃうものですよね……ゴミ箱の中掘り起こしたり。ペットボトルのゴミ箱から小さいペットボトルを取り出して飲むマネしてたりすると、ため息が出ます。
そんなときのしつけポイントは、
まず子どもの注意を引く、実物など具体的な手がかりを使う、言葉はポジティブに・具体的に・短く
(「○○しないで」って言っちゃうこと多いですよね……でもポジティブ表現は重要)

いけない行動を変えてほしい、つまりしつけをしたいときは、子どもの注意をこちらに向けることが大事ですね。
簡単なことで注意がそれたりしますからね、1歳児は。TVがついてたりすると目の前の親をガン無視です。
しっかり名前を呼んで目を合わせたら
(さっきの例をあげると)ペットボトルを手に持って見せ、ゴミ箱に戻して
「これ、ゴミなの。捨てようねゴミ箱に戻そうね」と声かけ。

どうやらちゃんと聞いていたようで、ゴミ箱の近くに行っても漁らないようになりました
これは現時点ではまだ完全にクリアできていなくて、どうしてもちょっとペットボトルに興味が行ってしまうようですが……
でも以前は毎日何度もしていたのに、1週間に1回ぐらいまで減っているので大健闘です!

なお、「よくない行動をしてない」ということをほめるのも、子どものモチベーションアップになって良いそうです。
爪噛みとか指しゃぶりの対策としてはかなり有効みたいです。
あっ今してない!と気づくのがやや難易度高めですが、ぜひ実践したいですね。

 

ポジティブな方法でのしつけは、イライラしなくて済む子どももすんなりわかってくれることが多かったので非常におすすめです^^
1歳半〜2歳児の子育てに奮闘する同志の皆さまにもぜひ試してみてほしいです!

 

おまけ:発達障害について

今回参考にした国立精神・神経医療研究センター(NCNP)は、精神・神経・筋疾患発達障害についての医療・研究を行う専門機関です。
(余談ですが、会社員時代に仕事で執筆を依頼するなど、所属されている先生方には大変お世話になっていました)

昨今、メディアでよく発達障害の子ども(や大人)のことが取り上げられるようになりましたね。
子どもにもいろいろな個性があるということを認め、発達障害を話題にすることがタブーではなくなってきている風潮は、とても良いことだと思います。

ただ、子育てをする親御さんとしては、不安材料となる情報が多くて迷うことも増えているのではと思います。
些細なことから、自分の子どもが発達障害では?と心配してしまうケースも多いのでは。。
例えば、「つま先歩きしていたら発達障害のサイン?」みたいな記事がネット上にあります。
でも、つま先歩きは発達障害を特徴づける重要なサインではなく、普通の子どももよくする行動です。
情報が多いネット社会で混乱しないためには、医療機関などの信頼できるサイトから情報を得ることが大切なように思います。
不安な方のために、次のページを紹介します。

「発達障害に気づく」発達障害情報・支援センター
乳幼児期から成人期までの各ライフステージごとの気づきポイント対応についてわかりやすい情報を提供しています。

「自閉症スペクトラム障害(ASD)の早期発見のポイント」NCNP
発達障害の中でもよく話題にされる、自閉症スペクトラム障害(ASD)についての内容です。
小児科医向けの資料ですが、判断基準対応などが明確に記されています
1歳半〜2歳で早期徴候が現れるため早期発見は可能というコメントにも注目。

M-CHAT(乳幼児期自閉症チェックリスト修正版)
上記サイトにもある、自閉症早期発見のためのチェックリストです。1歳半前後の乳幼児を対象としています。

医療, 育児

Posted by and08